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 口に当てられた何かが水だと分かり、水を欲していた体は無意識にこくこくとそれを飲み込む。ぼんやりと目を覚ましたハリーは粘着質な水音と唸るような声に重だるい頭を持ち上げた。

「ようやく目を覚ましたようだなポッター」
 背後から聞こえた声に何が起きたのか、何をしていたのか、瞬時に思い出したハリーは力の抜けた腰を跳ね上げた。どのくらいかき混ぜられていたのか、女の子の場所はすっかりマヒしてしまい力を入れるどころではない。
 問題はそこだけでなくもともとあった最奥の本来なら排泄する場所にスネイプの指が深く入り込み、すっかり慣らされて秘部と同じくらい濡れていることだった。きっと反応が薄くなった秘部からあふれた液を使って慣らしたであろうそこはすっかりスネイプの指を受け入れてハリーの腰を快楽で跳ね上げるほどになっている。

「そろそろ物足りなくなったのではないかね?」
 腰が触れているところが熱く、硬いものがハリーの臀部を刺激する。頭はすっかり快楽でふやけ、なんでこうなったのかと取り留めなく考えるしかできない。

「今以上の快楽が欲しくはないかね?」
 囁く声に、腰を震わし体を大きく跳ねあげたあの快楽の記憶がよみがえる。あれ以上の快楽。もっと気持ちいのいいこと。ハリーの息が荒くなり、腰がひくひくと動き出すのを確認したスネイプはハリーから手を放すと後ろでごそごそと何かを取り出し……ハリーの腰を持ち上げた。

 汚れていた鏡はいつの間にかきれいになっており、真っ赤に熟れてひくひくと蠢く秘部をうつす。その下に現れたものをハリーは何だろうか、と認識できずにいた。赤黒く血管の浮き出た何かはハリーの股には太く、体としても下腹部全部入るのではないかというほど大きい。

「さんざん煽ったあと一人眠ったのだから、その分わかっているだろう。これをすべて入れた時、指では到底届かぬ奥が刺激されるのはわかっているかね?」
 ぬちゃっ、という音ともにスネイプの物がハリーの股をこすり、ここにこう入る、と見せるかのように下腹をつく。目算した通りスネイプの物はハリーの下腹部には不釣り合いな風貌をしている。

「これで奥をかき混ぜられれば……。入口だけであれほど乱れたのだ。その倍以上の質量で長くこすられるのだ」
 想像してみたまえ、というスネイプにまるで操られたかのように、ハリーはそれを凝視する。これで突かれたら……。それもスネイプが力任せにこちらの都合も気にせず突いたら……。


 ハリーの眼が釘付けになって息も荒くかくかくと腰を振り始めると、スネイプはでは誓ってもらおうか、とハリーの胸を揉みしだく。突然の刺激に体を跳ね上げるハリーだが、それによってクリトリスがスネイプの物にこすられてがくがくと絶頂する。

「この先我輩の物になり、どこでも命じられれば体を差し出すと。これほどまでになじんでいるというのに男に戻すには惜しいと思わないかね。もちろん、体裁として見た目は戻す薬を出してしんぜよう。だが、ここはそのまま残し、男としての機能は最低限あればいいだろう。永遠に我輩の物になるというのであれば今すぐにこれを入れてかき混ぜて、これ以上ないほどの快楽を与えると約束しよう」

 誓えるかね?という囁きにハリーの鼓動は跳ね上がり、腰がうごめく。楽し気なスネイプはそれを抑え、腰を動かしてハリーの秘部をこすりあげた。ハリーのごくわずかに残った理性がスネイプの物になる、という言葉に疑問を投げかけ抵抗しようとするが快楽の波にのまれていく。
 イキたい。あんなに愛撫され、快楽をこすりつけられたというのにまだ上があるのならば。一応表面上でも男に戻れるのであれば問題はないはずだ。例えば……外に生徒がいる中、声を殺してこれをいつでも受け入れて……。

「もちろん……避妊などせず、孕むのならばそれでいいだろう。そのサポートは問題ない。ここに我輩の物を受け入れてその結晶を産むのだ。孕むことが目的としたセックスはどれほどのものになるだろうか」
 ここに、直に、奥に、とささやくスネイプにダメ、と緩く首を振るハリーだが、この血も通っていなさそうだった男の本能のままに貪る姿はどれほどすごいのか。ここに、と下腹部をその下に作り出された臓器を撫でるようにするスネイプの長い指に理性は溶けていく。

「おぃい」
 ごくりとつばを飲み込むハリーにそういえばとスネイプはフィニートを唱える。喉の締め付けがなくなったハリーは喘ぎすぎて擦れた声で小さく答える。聞こえない、と言って胸の先とクリトリスを同時につまみ上げるスネイプにハリーの理性は跡形もなく消え去った。

「入れてください!誓う、誓います!先生のそれでここめちゃくちゃについて!!僕のここいつでも先生が弄っていいから、ここ先生の専用の穴だから!入れて、入れて!!」
 腰を振りなが絶叫するように宣言するとスネイプはハリーの動きに合わせるように持ち上げ、一息に蜜壺に自身を突き入れた。破瓜の痛みがあるはずが強烈な快楽に侵され、ハリーはびくびくと体を震わせて再び潮を噴いた。
 
 
 ぼすん、とそれまでに吐き出されたものですっかり汚れたシーツに押し倒されると掲げるように突き出した腰がつかまれ、容赦ない力で突き上げられる。

「今の言葉違わぬように。まずはその奥で私を受け入れるのだ」
 ぱんぱん、と激しく肌がぶつかる音が響き、あまりの衝撃にハリーの体が逃げるように前へとずれていく。それを見とがめるように腰を持つ力を強くし、ぐいっと強引に引き寄せればもう腰から下はスネイプの物で……。

「はっ、ポッター。ここがどこかわかるかね?私のが入りたいと、そう叩くここは何か」
 ほら、ここだ、と強引に腰の隙間をなくし、ハリーの手を下腹部に当てさせる。ハリーの体には不釣り合いなそれはハリーの手が触れるとさらに膨れ上がるのを感じ、何かがその奥に進もうとするのを感じ取る。

「ここに何があるのか、知らぬわけではあるまい。そして今、煽るせいでその大事な入口が私の物のせいで突かれている。ここに触れたまま出せばどうなると思うかね?」
 再び激しい音を立てながら動き出すスネイプにハリーの頭は溶けてしまったように考えることを放棄する。男のはずなのに、男だったはずなのに。なんでこんなにも気持ちがいいのか。
 さぁ最初のを受け取るといい、そういってスネイプはめいいっぱい奥に突き入れると腰を震わせた。腹の奥を満たす熱にハリーはもう何度目になるのかわからない絶頂を味わい、腰を揺らめかせる。
 まるで体がもっと欲しいとねだるように吸い付き、飲み込もうとするようにスネイプの物を締め付ける。もちろんだ、と未だ硬さを保ったものが動き出し、出したものが漏れぬように奥へ奥へと押し込んでいく。
 のしかかるスネイプの手がハリーの胸を揉み、クリトリスをこねてハリーを快楽に押し上げる。

「ひぁあああ!!そこ、やっ、あぁ、だめ、まっまただしちゃう、びしゃって、でちゃう」
 だめだめ、というハリーだが、手は抵抗するでもなくシーツを握り締め、腰は動きに合わせるように前後に揺れる。

「何度でも出すがいい。さぁ、ポッター。まだ朝まで長い。あとで回復薬を飲ませる。だから、今夜は一睡もできないと、覚悟したまえ」
 気付け薬もあるから安心したまえ、というとハリーの片足を掴み、強引に持ちあげて肩に乗せる。腰をひねった姿勢で抱き寄せられると先ほどより深く刺さり、ハリーの体はゆさゆさと揺れるしかない。あの不埒な生徒がいうように大きいらしい胸はその刺激に耐えられず痛いほどに揺れ、こすれて刺激をハリーに与える。
 どくりと最奥で感じるハリーは空っぽになってしまった頭で先生のがしみこんでいく、とへらりと笑うしかない。






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