--------------------------------------------
スネイプの宣言通り、空が白み始めたころ、ようやく解放されたハリーは自分だけ回復薬を飲み、身支度を整えるスネイプを快楽で染まった眼で見つめる。杖ですっかりなかったかのように整えられる部屋だが、かけられたシーツの中ガウンを着せられただけの体はそのままで、スネイプが放ったものが足を伝う。
「そうそう、シーツが汚れるところであったな」
そういってスネイプは杖を振ると動けないハリーのガウンをめくりくぷくぷと放たれすぎたものをこぼす秘部に何かを押し入れた。抵抗する力もないハリーは小さく喘ぐと元通りにされたシーツの中、わずかに刺激を与えるそれに膝をこすり合わせた。
「ガウンを着て寝て……朝いちばんに来てみれば風邪をひいていた。魔法薬を調べることと、次いでの看病のため、我輩はこのまま部屋にいる」
余計なことは言うな、というスネイプにハリーはこくこくと頷いた。実際体がだるく、今すぐにでも眠ってしまいたい。だがそれを阻むように股の物が気になってどうしようもない。
栓をするだけならこんな奥にまで入るものでなくてもいいはずなのに、と恨みたいハリーはノックの音に体をこわばらせた。マクゴナガルの声が聞こえ、体をこわばらせる。どうぞ、とスネイプが声をかけると中にスネイプがいることが分かり、あぁ帰ってきていたのですねという。
「先ほど様子を見に来たのだが、どうやら備え付けのガウンを寝間着か何かと勘違いしたのか、それだけ着て寝たらしい。その結果、風邪をひいたと見られる。全く持って嘆かわしことに、危機感がないようだ」
すらすらと言いよどむことのないスネイプに違うと言いたいが、この状態を見られてスネイプから引き離されたらと考えると堪えるしかない。もっと、もっと気持ちのいいことがしたい。
ため息をつくマクゴナガルがハリーをのぞき込み、そっと触れる。その刺激でも体が震えそうになり、じっとこらえた。
「確かに熱があるようですね」
「魔法薬の解明と状態の確認のため、このまま我輩が見ておきましょう」
不本意ではありますが、という態度のスネイプを怪しむのか、大丈夫でしょうかと尋ねる。何が?というスネイプに一応男子生徒ではあるが今は女子生徒なのだというマクゴナガルにそのようですなと返す。
「ただ、見た目の性別が代わっているだけで中身はポッターのままでしょう。これを異性と考える方が問題かと思うのだが。一度大広間に顔を出したのち、魔法薬についてすぐにとりかかろう」
気にならない、というスネイプに確かにそれもそうですわね、とマクゴナガルは同意し、ではお願いしますと部屋を出ていく。はぁ、と息をつめていたハリーはじっとスネイプを睨みつける。
それがよくなかったのか、それとももともとするつもりだったのか。ハリーの前でこれ見よがしに杖をふるうと何、と思ったハリーは慌てて口元を抑えた。ちかちかと目の前に星が飛ぶ。
「そのままで。朝食を取り荷物をもって戻ってくるまで動かぬように」
入れられたものが好き勝手動くのを触るな、というスネイプはハリーから離れるとそのまま振り向きもせず部屋を出て施錠してしまう。
必死に足であがくが快楽はどんどんと蓄積されていく。
スネイプが戻ってきたころにはすっかり出来上がっていたハリーは、はぎ取られたシーツから解放された熱にほっとして足を震わせる。
「すっかりびしょびしょに濡れて……。一人遊びはそれほど楽しかったかね?」
あぁ、それでは我輩のはいらないな、というスネイプにハリーは必死に首を振り、体を起こしてスネイプの腰にすがる。この服の奥に気持ちのいいそれが……。
吐く息に熱がこもっていることに気が付いているスネイプはそっと屈みこむと魔法薬を煎じている間一人で準備できるかね?とささやく。
ロンもハーマイオニーもマクゴナガルに言われて近寄らない。それはハリーにとっても好都合で、スネイプの後ろで与えられたおもちゃを使って準備をする。辛くなったら回復薬を飲むようにと脇に置かれたものを横目で見て、昨日覚えた気持ちのいいところをひたすら刺激する。
「一時的に男になる薬だ。病院での検査から戻りひと段落する頃には下腹部は男の名残を残したまま戻る。足を広げなければそこにも一つ性器があることなど誰も気が付かないだろう」
普段通りすごすこともできる、というスネイプにハリーは頷き、絶頂に身をゆだねる。すっかり快楽のとりこになっているハリーににやりと笑うスネイプは予告通りの魔法薬を煎じ、たっぷりと抱いた後それを飲ませた。
ハリーの性別が変わった騒動から一月。すっかり元の生活に戻ったハリーは罰則を言い渡され、不満げな顔で魔法薬学の教室の扉をたたいた。スネイプ以外知らない秘部からあふれた蜜がとろりと零れる。
クリトリスとスネイプが呼んだものはないが、その代わり戻ってきた本来の物をスネイプはかわいがる。すでに本来の役目を放棄したそれを弄った後は思うがままに突き上げ、最奥でその熱を放つ。
まさかこんな風に手に入れることができるなど、考えてもいなかった、とスネイプは快楽に浸かって正常な判断ができないハリーを見下ろした。
力で抑えて快楽を与え続け……その結果快楽に従順な体になった。子供などできなくていい。それはスネイプが避妊用の魔法薬を飲む。だが、ハリーは知らずに求め続けるがいい、と突き上げ続けた。卒業するころには魔法薬の服用をやめ、ほんきで種を植えてしまおうか。
二度と離れないように。冬休みにどこかに監禁して一日中犯してもいい。
「せんせ、せんせい、動いて。もっと奥、奥来て」
早く早くとせくハリーにスネイプは口角を上げて持ち上げた足を更に上げた。いつも使う作業台に腰をこすりつけるハリーを突き上げていく。
あぁなんという幸運か。思いを寄せていた相手が自分だけを求めて、子孫を求めて本能で腰を振る。その様子にこたえるかのように、魔法薬の影響で大丈夫ではあるとわかっているのに、孕ませたいと本能が叫び、限界まで注ぎ入れる。素行の悪い生徒によって先を越されそうではあったが、知らせを受けた時から手に入れたいと、そう決めた。
「せんせい、僕の体好きに使っていいから」
「あぁもちろん。身も心も全て、私のものだ。そうだろう、ハリー」
好きに扱っていい、と腰を振るハリーを抱きしめ、口づける。必死に舌を絡み付け、頷くハリーを離すまいと抱きしめた。
まだ夜は長い。
~fin
|