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☆12:癖になる手触り

 学校に配備されるディメンターの話など、頭の痛いことばかり続いていたスネイプは動かないよう、脱いだワンピ―スで制限された手を背中越しに首にかけるようにして、無防備にさらされた白いパン生地のようなそれをやさしくつかむ。
 ふわふわした触り心地で、背中を外しただけでまだ胸元にあるブラを押し上げ蠢く手が何とも言えない高揚感を掻き立てた。スネイプはもう少し大丈夫か、と足を使って、抱きかかえたハリエットの脚を広げる。
 初めから隠されていない秘所からあふれた蜜が可憐なショーツの色をすっかり変えさせ、座っているスネイプを濡らす。


 シリウスの脱獄のせいで予定が狂うスネイプは脱狼薬の試作をフクロウ便で送った後、いらいらとした様子で部屋に戻ってきた。廊下で待っていたのはワンピース姿の恋人で。
 彼女は彼女で新しくなった魔法薬の出来を見てほしいと、そう言って持ってきた。少し色の薄い魔法薬が不安だからまだ飲んでいないというのを聞いて、作り方を教え……。
 スネイプはできたばかりの減欲剤を手に取った。この効果を試すいい機会かもしれない、と一気にそれを煽る。

「そういえば以前話していた……胸がどうとかいう話だが……」
 今はこの服装だからあとで飲もう、と出来上がった魔法薬をしまうハリエットに問いかけると、恥ずかしくなったのか頬を赤く染めて振り返る。
 いいんですか?という声に、本当にこの子は……と杖を振った。何をするのか、と首をかしげるハリエットだが、勢いよくワンピースが裏返り、両手を結ぶように蟠った。
 着ていたインナーも一緒に脱げたことに顔を赤くし、今更に抵抗するハリエットを後ろから抱きかかえて座る。パクパクと口を開くハリエットの前に姿見を用意すれば羞恥に少女は震え、鏡越しにスネイプを見つめた。

「言っておくが、望んだのはハリエットであり、私は恋人としてそれを全うしている……そのことを忘れずに」
 大体異性に……何度も疑似的なものであっても体を交えている相手に相談するなど……愚の骨頂だ、と耳元で囁き小ぶりな耳を食む。
 スネイプの頭を掴む様に、腕に頭を通せば。もはやハリエットに抵抗するすべは残されていなかった。
 背中のフックを外し、動かしやすくなった手で柔らかな……ふわふわとして滑らかな……独特の感触を持つそれを手で包み込む。

 ヘンリーの姿の時からわかっていたが、ハリエットは胸が弱い。マッサージするように周囲をさすり、全体を掌に収めると、ハリエットの身体は胸を突き出すように仰け反り、熱い吐息を零す。
 未発達の胸はスネイプの掌にすっぽりと収まり、指先でその周辺を揉みながらこりっとした果実を回す。指先でつかんで力を籠めると、ハリエットの身体が汗ばみ、あの甘い芳香を放つ。魔法薬の影響で入れたい欲求は湧かないものの、彼女を愛したくて真っ赤な耳を食んで舌で形をなぞる。

「み、み…ひゃっ、、胸揉んじゃ、ぁう、ぁあ」
 ダメと首を振るおうとするのを抑え、形のいい耳にそっと舌を差し込む。抑えるべきは性欲だけではないな、と身動きの取れないハリエットを自分の好きなように育てている気がして、その支配欲に自分でも呆れてしまう。
 鏡に映る彼女の顔はふやけきっていて、広げた足の間から覗く可憐なショーツが濡れているのが見える。未発達な13歳の少女だ、と何とか自分にブレーキをかけようとするが、全身をゆだね快楽に身をくねらせる肢体がスネイプの喉を乾かす。

 とがった胸の果実は少し触れただけで大きく振るえ、じっくりと見たいという衝動に駆られる。ハリエットの手から彼女を縛る服を抜き取るついでにブラも外してしまうと、淡い果実が眼下に晒された。
 ヘンリーの時と同じように乱れる彼女の脚を広げさせ、濡れたそこに手を当てる。
 押し込めばぐちゅりと粘質なものが溢れる音がして、スネイプは知らず知らずのうちに自分の薄い唇を舐めた。手を解放させたというのに、抵抗すらしないハリエットは恍惚とした表情でその刺激に感じ入っている。

「ハリエット、先ほど私がやったように自分でも揉めるよう、練習しなくては」
 耳元で囁けば、ひくんと震えた後恐る恐ると言った様子で自分の胸を両手でつかむ。スネイプの手にはちょうどいい大きさだったが、彼女の小さな手ではいっぱいいっぱいで、それがかえって彼女を刺激し体を大きく波立たせた。
 ビショビショと濡らす秘所を隠していたショーツはもはや役目をはたしていない。今回はあくまで彼女のいう“胸を大きくする行為”をするだけで、純潔を奪うことも、最奥の蕾を荒らすこともしない。
 それに、とハリエットが自分で刺激して快楽を得ているのを見ながら考える。

 マッサージ効果などで大きくなる……かもしれないというほどにその信憑性はあやしく、逆にすぐに腫れてしまったり、揉んだことで小さくなってしまったり……。
 彼女が何を見たか知らないが、はっきり言って眉唾物もいい所だ。だが、とスネイプは考える。もし彼女が揉むことで大きくなると、そう理解し信じているのであれば……こうして刺激を与え揉んでいけば育つのではないか。
 より敏感になり、スネイプを求める……スネイプ専用の身体になるのではないか。彼女は若く、これからの未来もたくさんある。だからいつか彼女が離れてしまうかもしれないが、そうはさせたくない。
 彼女のこの白い肌も、とがり切った果実も……蜜を滴らせ、男を必死に誘う妖艶な淫路も……誰にも触れさせたくはない。
 いつか若い彼女を手放さなければ、と思う一方、何があっても彼女が離れないよう、その身に自分を刻み付け、離れられなくしたい、そう願う心がせめぎ合う。
 ひとまず今は…‥そう考えてハリエットの首筋に赤い印を散らす。

 とりあえず……ハリエットの手越しに掴んで好き勝手揉む手の感触と、蜜をあふれさせるショーツ越しの感触が……いつまでも触っていたい、と跳ねる体を抑えた。
 彼女とつながりたい欲だけを抑えた状態だというのに、この手で好きなように彼女を弄る欲求が抑えきれず、胸の果実が真っ赤に熟れ、ちょっとした風の刺激だけで白い太腿を引きつらせるハリエットを見下ろす。
 きゅっと果実を摘みとるともう何度目になるかわからない絶頂を味わうハリエットを解放させる。
 
 長時間彼女を自分の上に座らせていたスネイプだが、彼女の軽さとスネイプ自身の興奮でいつも以上に血のめぐりが活発になったためか足のしびれはない。問題があるとすれば、彼女が滴らせた蜜と溢れ出た果汁がスネイプの下半身をこれでもかと濡らしているということ。
 好きで好きでたまらない彼女を自分色に染めることに体の芯が震え、スネイプはぐったりと眠りに落ちたハリエットを抱きしめた。

「愛している」
 起きている彼女に伝えられたらどんなにいいことか。侮蔑の表情も、拒絶の表情も見たくなくて……スネイプは意識のない彼女に囁くことしかできない。





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