砕けたパズル
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これ以上触れられては、不本意ながらハリーの腹に出してしまうと、ハリーの手から抜け出し、足を大きく開かせる。
何やら小瓶を手に開けたスネイプはまだ誰にも触れられていない、ハリーでさえ普段意識していない最奥のまだ硬い蕾へと手を伸ばす。
「ひゃっ!なっ…なに…そこ…ぁ!」
「力を抜いているといい。痛み止めの薬で痛みはないはずだが、無理に動くとどうなるかわからないぞ。」
なれない刺激に驚き、思わず身を引くハリーにスネイプは口角を上げ、耳元でささやく。
ぐっと体重をかけられるとそれ以上は動けず、楽し気なスネイプを見上げるしかできない。
どうすればいいのかわからず、不安げにスネイプを見上げるハリーに口づけ、なだめるようにじっくりと舌を絡める。
ぎこちないながらにもまねして舌を絡めるハリーに今すぐめちゃくちゃに抱きしめて、揺さぶって、心の飢えを満たすべく存分に味わい尽くしたいと、沸き上がる衝動をスネイプは招き入れたハリーの薄くて甘い舌を甘噛みし、吸い上げることでどうにか散らす。
その間にも蕾を割り開き押し入る指は止めず、違和感に腰が揺れるハリーにまだほぐしていない蕾をめちゃくちゃにしたいと、指の根元まで一気に咥えさせた。
「ひゃっ!!!」
突然の衝撃に思わず悲鳴のような声が漏れ、はっとするスネイプは快感でなのか、痛みでなのか、涙がこぼれる碧の瞳をのぞき込む。
衝動にかられ、性急すぎたかとハリーを見るが、恍惚とした表情にほっと息をつき再び口づける。
締め付ける蕾の中でゆっくりと指を動かし、何かを探していく。
「ぁっ、、そこっだめ…ぁ」
こりっとした感触と同時にハリーの体が跳ね上がり、幼い雄がふるりと揺れる。
探していたものを見つけたスネイプは執拗に何度も刺激を与え続け、そのたびにハリーの幼い雄は真っ赤になるほど膨れ上がった。
「ここが気持ちいいのかね?」
確かめるように何度も指で押し付け、掻くようにこすりあげる。
ふやけてきた蕾に指を追加し一本はしこりを刺激し続け、残りの指で中を広げるように抽挿を繰り返せば、幼い雄はあっけなく爆ぜた。
ハリーの雄から何度目かになる快感の証が放たれると指を引きぬく。
それにさえ反応するほどほぐされたハリーは初めて覚えた快楽に身をゆだね、ふやけきった顔でスネイプを見つめる。
汗で張り付いた前髪をぬぐい、緑の瞳をのぞき込めば普段の彼からは想像もできないほど欲情した光が見え、スネイプの雄を刺激する。
何もかもが初々しい少年のすべてを食べつくしたいと獰猛な衝動に思わず喉が鳴る。
ひくひくと誘うように震える蕾に視線を移すと、口を寄せぺろりと舐めあげた。
「やっ!なっ…そんなとこ…ぁっ!や、っ、だめっ!」
「先に進めば二度と、誰も知らない、無垢で無知な状態を味わうことはできないのでな。隅々まで味合わせてくれたまえハリー。」
必死に首を振り力の入らない体でスネイプを押しとどめようとするハリーの手をつかみ、指の股に舌を這わすスネイプはすべてが初めてで、何も知らない体は今この時しかないのだと、そう答える。
今はただ、味わいつくしてしまいたい、と真っ赤に染まった首筋に印を刻む。
真っ赤になったハリーを見つめるスネイプはいい加減いいだろうと、我慢し続けた屹立を綻んだ蕾に押し当てた。
「ハリー…。」(愛している)
言葉には出さず、口の中でそっとつぶやき熱い体内へ押し進めた。
寝室に移動し、その後も続いた濃厚な交わりでくったりと眠りについたハリーを抱きしめ、汗でぬれた額に口づける。
最初から少しやり過ぎたとおもいつつ、快感を教えたのも与えたのもすべて自分が初であることに優越感を感じ、首筋に痕を残さない程度に口づけた。
何もかもが初々しくて、それをみだらに咲かせたのは自分であることがうれしくて、眠った少年とのつながりを保ったまま離れられない。
まだ時間はたくさんある、と首筋に顔をうずめる。
今後も自分以外触れることはないだろと痩躯を抱きしめた。
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