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 スネイプを呼ぼうとしたのか、それとも息を吸おうとしたのか…。
 ハリーの舌にスネイプの舌が絡みつき、強く吸い上げられる。
 濃厚な口づけに夢中になるハリーはぞくぞくとした背中を駆け巡る初めての感覚に戸惑い、目を開けると、すぐ目の前にスネイプの顔がありドキリと胸を高鳴らせる。
  
「お前から誘ったのだぞ。」
 荒く息を吐くハリーは身に覚えのない事を言われ、反論しようとするが再び口をふさがれると、それに夢中になる。
 スネイプはハリーの声に甘い喘ぎ声が混じるのを確認すると、腕を抑えつけていた手を胸に滑らせ、少し立ち上がった飾りを軽く摘む。
 その途端にハリーの背筋を電流の様な痺れが走り、口づけの合間に甘い吐息を漏らす。
両手で胸の飾りを摘み弄ぶスネイプは名残惜しげに唇を離すと、フルフルと震える黒い耳を食む。
 
「やっ…ぁっ。」
 優しく甘噛みして息を吹きかけると、ハリーはだめ、と小さく震える。
「耳…だめぇ…ぁん。」
自分の立てた声に顔を赤らめるハリーは両手で口をふさぎ、濡れた瞳でだめ、と懇願するがその様子にスネイプはぞくりとした高揚感を感じ、体の熱が高まっていく。
 もちろん、やめる気などない。
更に耳と胸の愛撫を続けるスネイプにハリーは熱い吐息をこぼし、やめてと言いながらスネイプの肩に手を置く。
「本当にやめてほしいのかね?」
 耳に直接吹きこむように問うと、やめないでと切れ切れに答える。
その返事に満足したように眼を細めるスネイプは胸から手を離し、ふるふると震えながら主張するハリーのものを包み込む。
 
「ぁあ!だっだめっそこ…あっ…んぁ…。」
 快感に震えるハリーに口づけ、喘ぐ吐息をも飲み込むスネイプに尻尾がからみつき、ゆるゆると動く。
 スネイプの手の動きをまねして足に尻尾をこするのにハリーは無自覚のようで、ただ刺激を求めていた。
「尻尾は素直だなハリー。」
 尻尾の動きに耳元で囁ければ、一段と顔を赤くしたハリーはスネイプの首にすがりつく。
 
 
 甲高く喘ぐハリーの首筋に赤い印を残すスネイプが手の動きを速めると、背をそらし白い肌に快感の印を吐きだす。
 荒く息をつくハリーの軽く口づけるスネイプは脱力したハリーの両膝を割り、身を滑り込ませた。
 足を広げる体制に羞恥心を覚えるハリーが慌てて足を閉じようと身をよじる。
 その動きにスネイプはハリーの腰を引き寄せるように持ち上げた。
 先ほどハリーが放ったものを指に絡ませ、誰にも触れられたことがない奥の蕾に塗りつける。
喘ぐハリーの様子を見ながら指を沈めると、ハリーの体は戸惑うようにその指を絞めつけた。
 
「んぁ…せっせんんせぇ…。そんなとこ…ぁあん!」
「ここが気持ちよかったかね。」
 指がある一点をかすめた途端、ハリーの体が跳ね上がりゆらりと腰が動きだす。
 その痴態に唇を舐めるスネイプは甘い声をさらに引き出そうとするかのようにその一点を何度もこすり上げる。
 そろそろか、と指を引き抜くスネイプは快感で涙にぬれるハリーの瞳を見つめると、唇を重ねて、ひくひくとうごめく最奥に腰をつき進める。
 突然熱く指よりも太いものが押しあてられたことにハリーは驚き、身をすくませながらも徐々にスネイプのものを飲みこんでいく。
 浅く息をするハリーを宥めるように口づけ、舌を絡めるスネイプは少し力が抜けたすきに限界まで突き入れた。
 弓なりに背をそらすハリーを抱きしめ、尻尾の根元を愛撫すれば絞めつけ、拒んでいたそこは甘くスネイプのものに絡みつき、早く動いてと催促する。
 揺すられるたびに尻尾が揺れてスネイプの足を軽くはたくと、スネイプは猫耳に口づけ、ハリーの耳の付け根を軽くはむ。
「ハリー。」
 耳ん直接吹きこむように名を呼ぶスネイプにハリーは涙ぐむと、ギュッと抱きしめてただひたすらにスネイプの動きに合わせて腰を動かす。
「スネイプせんせぇ…。」
「ハリー。名前ならば…敬称はいらない。」
 甘く自分を呼ぶハリーの耳に囁けば更にギュっとしがみつくハリーは愛しげに喘ぎ声と共にスネイプの名を呼び続ける。
 お互いに名前を呼びながら動きを速めると、スネイプはこれ以上ないぐらい深くに欲望の証を放ち、ハリーもまた快楽の印を放った。




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