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呼ばれたハリーはぎゅっと抱きしめられたことにほっとして、ヴォルを抱きしめる。
「夏の最後はずっと離れていたから……。うれしいな」
ヴォルの匂いだ、と落ち着くハリーに俺も落ち着く、と髪の生え際に口付けを落とし、ハリーの腰を抱きしめた。天蓋の外がやけに静かだな、と考えるハリーだが、ヴォルの手がいやらしくハリーのお尻を触り始めたことにダメだよ、と慌てて体を離そうとする。
だがヴォルの手がハリーのお尻からさらに下って、内またを撫でるようにしたことでハリーの体はピクンと動く。だ、だめと震える声で拒絶するがヴォルは気にせずハリーのズボンの中に手を入れ、下着の隙間からじかに触れる。
「言っただろう?俺様が何を買ったのか、教えてやろうと……。ほら、少し慣らそう。解れたら……いいことしてあげる」
もう手を濡らさなくてもいい、と後ろを撫でるヴォルにハリーは顔を赤く染めるがどうすることもできず、つぷっとヴォルの細い指がハリーの中へと侵入するのを拒めずにいた。服を脱ぐとばれるかもしれないから、とズボンを下げ、お尻だけを出させるとヴォルはにやりと笑って袋から何かを取り出した。
「ホグワーツ内では電子機器は全部使えない。だから……これはちゃんと魔法をかけた、魔道具だ。さぁ、どんなものか……楽しむといい」
ノクターン横丁では怪しいものがたくさんあると言いながら水晶のようなものが連なったものをハリーに見せつけ、ハリーを押し倒す。膝までズボンと下着を下させたヴォルはハリーの足を高く上げ、見えるかハリーという。
恥ずかしさのあまりと、夏に沢山失敗したヴォルの行動を思い出すハリーはダメと首を振る。これは本当に大丈夫、と微笑むヴォルは水晶をほぐしたばかりの蕾に押し当て、まず一つと押し込んだ。
だめだめ、と首を振るハリーだが、どんどんを入ってくる冷たいものに足を震わせるしかできない。さぁ全部入った、という声に目を開ければ先ほどまでの水晶はなく、猫のしっぽのようなものが足の間に揺れていた。
「あぁかわいいハリー。俺様のハリー。さぁ、動かしてみよう」
やっぱり邪魔だ、とハリーのズボンを放り投げ、大きく開かせた足を肩に乗せ、内股の薄い肌に口付けを落とす。え、と目をしばたたかせたハリーだが、中の水晶がぶるぶると動き出したことに思わず甲高い嬌声を上げ、慌てて口元を抑えた。
ちゃんと完全な個室になるよう呪文をかけていたヴォルは外に音が出ないことは知っていたが、必死に耐えるハリーにぞくぞくとした高揚感を味わい、このまま言わないでおこうとぶるぶる震える中のせいで揺れる足の根元に舌を這わせた。
白濁した快楽の印を出すハリーにあぁもっと見ていたい、と見つめるヴォルだが、このままではハリーに負担がかかってしまう……そう思って、例のイキにくくなる薬を手に取った。
口に含んだそれをハリーの口に当て送り込む。素直に飲んでしまったハリーだが、何を飲まされたのかは気が付いていない。
あの時は自分も飲んだがために、自分の欲望を吐き出したくてつい無茶をさせてしまった。だが、そもそもハリーだけが飲めば消耗も少なく済むはずだ。
一人で快楽を追うハリーを見つめていたヴォルはあぁだめだ、とつぶやくと自分の物を取り出した。
「かわいすぎるハリー」
もう限界だ、とまだ尻尾が覗いているそこに熱塊を押し当てた。ぎょっとするハリーだが、頭の中はイキたいという事でいっぱいで身動きが取れない。熱塊はそのまま押し入り、ハリーの中ではヴォルの物と水晶がぎゅうぎゅうと押しあうこととなり、ヴォルはため息を吐いた。
「これはこれで結構来るな」
動き出すヴォルにハリーは気持ち良すぎてダメ、と首を振り……白い快楽の証を吹き出す。ぱんぱん、と打ち付ける音が天蓋の中響くと必死に声を抑えるハリーは我慢ができずに甘くあえぎ声をこぼした。
何度も何度も打ち付け、こすりつけるとハリーの体は何度か痙攣するようにしたあとくたりと気絶してしまった。あぁ俺様のハリー、と抱きながら口づけるヴォルはそのあと満足するまで何度もハリーの中の水晶を白く濡らした。
瞼が震えるハリーを見つめていたヴォルはにこりと微笑むと、入れたままだった尻尾をつかみ、一気に引き抜いた。突然の快楽にはっきり目を覚ましたハリーだが、快楽に体を震わせ濡れた目で咎めるようにヴォルを見つめる。
「ハリー。俺様のハリー」
好きすぎるのだ、とささやくヴォルに顔を赤くしたハリーは僕もだよ、と目をそらした。あぁだめだ、我慢できない、と覆いかぶさるヴォルにぎょっとするハリーはすぐさま快楽に流され、ヴォルを抱きしめた。
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