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誰もいない静かな少し薄暗い教室の中。口づけながらハリーを抱きしめ、きわどい所を撫でるヴォルに、ハリーは抗議の呻きを上げるもすぐに流され、身をゆだねる。
そのままハリーを机に押し倒すヴォルは慌てるハリーの下腹部を撫で、焦らす様にゆっくりと手を動かした。息を奪うような口づけと、内またを撫でる手にひくんと震えて、ハリーはうまく抵抗ができない。
何度も何度も撫でられて、ハリーはズボンの中が窮屈になる感覚に顔を真っ赤にして震える。足を開くように促された時、足がヴォルの膨らんだズボンに触れて、その熱さと硬さにハリーの奥底がとろりと解けた。
服をはだけられ、直接触れるヴォルに洩れそうになる声を吸い取られて飲み込まれる。
「久々だからもう我慢できない」
熱く、かすれた様な声で告げるヴォルにハリーの熱もまた一気に上がる。施錠だけはして、というハリーに杖で教室を施錠すると、性急にハリーのズボンを下着とともに下げて、片足を抜く。
すでに蜜を零すハリーに触れて指を濡らすヴォルは、ひくひくと震える蕾に指を突き立てほぐしていく。久々で少し硬くなっていたハリーがトロトロになるまでほぐすと、自身のズボンを突き破りそうなものを取り出し、ハリーの内またに触れさせる。
先ほど足で触れたよりも固く、熱くなったものにハリーは甘い声を上げるとお腹の上に白いしぶきを散らした。まだ入れられてもいないのに、と顔を赤くするハリーにヴォルはこれ以上ない喜びを感じて、昂った感情のままに、勢いよく狭路に突き入れる。
「ひゃぅっ!」
喉をさらし、びくびくと震えるハリーを抱きしめ、口づけるヴォルはまだ駄目、と首を振るうハリーをゆっくり突き上げる。
夏を思い出し、ヴォルを受け入れるハリーの身体はすぐになじみ、ヴォルの腰を抱きしめる様に足を絡める。それだけでヴォルの中の欲望という名の蛇が活気づくとハリーが感じる場所を重点的に攻め続け、自分の本能のままに強く穿つ。感じるところばかりを責められ、体の震えが収まらないハリーはダメ、と言いながらヴォルを腕でも抱き寄せた。
誰もいない空き教室の中、静かに響く二人の荒い呼吸にハリーの甘い声が混じると、ハリーは耳まで赤くなって自分から唇を重ねた。声を出さないよう、ハリー自らヴォルに深い口づけをねだり、それにこたえるヴォルはハリーを机に縫い留める。
普段使う机と同じ、知らない教室の机を軋ませ、互いの快楽の印で汚していく。その行為にどこか背徳的なものを感じるヴォルは何度目かになるハリーの飛沫にまだだ、というヴォルは未だ硬度を保つものを抜き、椅子に腰をおろした。
そのまま机の上でぐったりと荒い息を吐くハリーを抱き起し、ヴォルはそのまま自らのものを納めながら向かい合わせに跨らせる。
自らの体重で深く刺さるそれに、ハリーの身体はびくりと震えてヴォルの腹部に白い飛沫を飛び散らせた。背を撓らせるハリーに足りない、と胸で赤く主張するものを吸い、必死に声を堪えるハリーを追い詰めていく。
そのままの体制で何度か注ぎ込み……ようやく二人は止まって、静かに口づけを交わし余韻に身を任せる。まだ入ったままのヴォルにハリーはふやけた顔で微笑み、甘える様にヴォルにしがみついた。
「眠そうだなハリー。少し寝ていていいぞ」
汗で濡れた体を密着させ、息を整えるヴォルはまどろむハリーに笑いかけ、そっと髪を梳く。こくん、と頷くハリーに口づければ、ほどなくしてすやすやと静かな寝息が教室に静かに響く。
眠ったのを確認すると、まだ入っていたいと主張するものを抜く。それによって注いだものがとろとろと零れる様子に、指を入れて助けると杖を振って情事の痕跡を消し去る。
自分たちと教室を綺麗にし、制服を着せて皺を伸ばせば情熱的に愛し合ったなど、ぱっと見でわかるはできないだろうとヴォルは考え……疲れたけど気持ちよかったと、ハリーを抱えてヴォルもまた眠りに落ちた。
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