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種が抜けるまでスネイプと過ごして2日。いつ種が出てきてもいいようにと、部屋にいるスネイプの前でけほっという声とともにころりと転がる凍った種。
「これが…」
思わず拾おうとするハリーを遮り、スネイプは杖を使って種を箱に収める。
「この種はこの辺ではあまり見ないそうだ。スプラウト先生に渡しておこう。」
ふたをきっちりと閉めるスネイプはほっとするようにして…そばに来たハリーを見下ろす。
「これで…もう大丈夫なんですよね。」
寮に戻って普通の生活に戻る。当たり前のことなのに、ハリーはさみしく思い、思わずスネイプを見上げた。
「これで…万が一にも凍ることはなくなったわけだな。」
小首をかけしげるハリーを見下ろし…前触れもなく口づける。
驚くハリーだが、すぐにスネイプに縋るようしがみつくと、スネイプはハリーを抱きしめ…服の中に手を入れる。
今までにない行動に驚くハリーは息継ぎも許さないというような深い口づけに思考が持っていかれて、状況を理解するための時間が追い付かない。
えっと思った時にはベルトが引き抜かれて、ズボンがおろされて…口づけからやっと解放されたと思った時にはいつの間にかはだけられていた上半身が脱がされて…。
いつも以上の深い口づけでとっくに立てなくなっていたハリーを寝台に乗せ、スネイプが覆いかぶさる。
「え?え??」
「少しでも嫌がれれば再び凍ってしまうのではと…。だが今はもう種がない。散々我輩に我慢を強いてきたのだ。マクゴナガル先生にも“種がなくなるまで”ハリーをよろしくと言っていたように、今はもう気遣う必要がないわけだ。」
ハリーの手を寝台に縫い付けながら…空いた手で自分の服を脱ぐスネイプは、大人をもてあそぶとこうなる、と一緒に寝たいといったハリーを責める。
ポンフリーのいう“身の危険”ってこれのことかと、触れるスネイプの肌に顔が赤らむ。
のしかかられ、深く口づけられれば逃げるなんて選択肢は消えて、胸の奥が炎でもあるように熱くなる。
触れているところから燃えて溶けてなくなってしまいそうだ、と愛撫するスネイプの手から伝わる熱にただ翻弄される。
はじかれ、つままれる胸の果実に甘く啼き、首筋に残される印に首をのけぞらせた。
知らない間に立ち上がった、まだ誰の手にも触れていない屹立したものを握られ、こすられると体の中をマグマが駆けまわっているようだ、とハリーはスネイプにしがみついた。
あっけなく快楽のあかしを放つハリーに、スネイプは満足げに笑い、最奥へと指を進める。
誰の目にも触れられていないそこをなぞられ、指を入れられるとハリーはひくんと体を揺らす。
「ハリー。中はとても熱いな…。」
「んっ!そこっあぁ…やっぁっ…ぁんっ!」
指を増やされ、動かされるとハリーは苦しいほどの熱に翻弄されて動けない。
もう凍らないなんて言いながら、凍った自分を抱きしめてその冷たい体を覚えているスネイプはほっとするように指を動かし、立ち上がって震えるものにそっと口づけた。
甘い喘ぎ声にスネイプは指を引き抜くと、熱く反りあがったものをあてがう。
喘ぐ唇に優しく口づけ、それをつき進める。
まるで灼熱の楔にようだと、満たされる熱にハリーはスネイプにしがみつく。
揺すられ、極限まで熱を上げるそれにあの冷たい世界とは大違いだと、汗を滴らせるスネイプを見上げた。
じっと自分を見つめる黒い瞳がこんなにも熱い視線で自分を見ているのか、とスネイプの動きに翻弄されながらハリーはその瞳を見返す。
たとえまた種に触れてしまったとしても、この熱がある限り大丈夫だと、熱い奔流を受けながらハリーは誓うようにスネイプに口づけた。
~fin
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