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もはや人の話は聞こえなくなっていたらしく素早く服をはだけさせる。
ずっと求めていた陶器のような地肌…。
滑るように首筋を辿り、時折赤い印を刻み込む。
小さな胸元に立ち上がったクコのような実に唇を這わせ、味わう。
酷く、心地よい甘美な味がし、私の行動はエスカレートしていった。
私がいなくてはならないような体にするため…その快楽を余すことなく刻む。
「や…はぁん…。」
全身を余すところなく味わい、そして服をすべて脱がす。
身につけるものがなくなり、夢にでさえ見たその裸体に指を滑らせる。
まだ幼さを残すものにはわざと触れず、周辺へと唇を這わせ、赤い印をここにも刻み込む。
「ひゃ…ぁっ…」
ごく近い場所へ印を刻んだと同時に達する幼き体…。
飛び散った幼い精。
朱に染まりつつある身体に白いそれはなんとも扇情的で、倒錯的なものだろうか。
荒い息を繰り返し、呼吸を整えようとする唇。
再び塞げば戸惑うような仕草をする舌に教え込ますように深く…深く絡めて行く。
必死に逃げるそれを甘噛みすれば抵抗していたのが嘘のように、従順な動きで自ら絡めてくる。
飛び散ったものを指に絡め、誰も知らない最奥の蕾に触れる。
絡める舌を一瞬強張らせたが、入り口を何度も擦りあげればひくりと喘ぐように蕾は綻ぶ。
口を離せばとろりと銀色に光る唾液がふつりと途切れ、大きく深呼吸するように酸素を吸い込む唇をぬらす。
ひくりと幼さを残すそれは再び立ち上がり、震える。
掬い取っていた薬をかける様に垂らせば声にならない喘ぎ声をあげ、幼い体を跳ね上げる。
「やっ…あつ…」
綻ぶ蕾に指を沈めれば熱く絡みつく。振るえる幼いそれを口に含め味わうように舌を絡める。
指の締め付けに強く吸い上げれば口の中で爆ぜる幼い味。最後まで出すよう吸い続ければ硬さを失うことなく立ち上がり続け震える。
中で動かす指を増やし、悲鳴を上げる一点を何度も擦り、押す。
喘ぐ唇を再び塞ぎ、まだほのかに残る幼い味を教えるよう深く絡めた。
痛いほど張り詰めていた私の欲望を取り出し、綻んだ蕾を広げるよう足を折り曲げる。
赤く咲いた蕾に欲望をこすり付ければひくりと震え、押し入れれば拒むことなく飲み込んでゆく。
ふやけた翡翠から透明の滴が流れ落ち、その光景に思わず口元が歪む。
あの憎しみに満ちた翡翠を快楽に滲ませ私だけを見つめる。
そう、この翡翠は私だけのもの。
私以外に向けることは許さない。
息が整うのを待つこともなく欲望の限り激しく抜き差しする。
「あぁっ。」
喘ぎ悲鳴を上げる声を絶やすことはしない。
最奥に突きたて欲望の波を注ぎ込む。
まだだ足りない。もっと…髪の毛一つ余すことなく私のものになれ。
余韻に浸ることなくすぐさま律動を再開させると再び翡翠から滴が流れ落ちる。
幼い体を抱こうとし、己が未だ衣服を身に着けていることに気が付いた。
それほどまでに飢えていたのかと、半ば呆れ脱ぎ捨てる。
組み敷いたその体を持ち上げ抱きかかえればよく深くへと繋ぎとめられるのを感じ、ため息が漏れる。
力の抜け切った腕を首へと回させ下から突き上げ、抱えたその体をゆするとそらす背を汗が伝う。
再び欲望を最奥に叩きつけ上からも押さえ込み注ぐ。
ぐったりと気を失った体から自身を抜き汗に濡れた髪を掻き上げると柔らかなその髪から再びあの薬と同じ甘い香りが漂う。
私だけの翡翠は今は閉じられ見えない。
陶器の肌はまるで桜のように色付き、散った花びらがよく映える。
もっと…乱れた姿を見たい。
あの憎しみのこもった目を向けられたまま…そう、あの反抗的な翡翠を乱れさせればどれほどよいものか…。
まだ魔法薬はたくさんある。
これを濃縮した時どんな姿を見せてくれるのか…。
それともこの幼い彼に合う薬を作るため飲ませた後、手を振れずにいたらばどんな…。
そう考えた瞬間ぞわりと震えが走る。
手に入れたと思えば新たな欲が生まれ尽きることがない。
服を着、部屋の後始末をし、いまだ目を覚まさない幼い体を抱き上げ、自室へと続く扉を開け中へと入る。
手に入れた私だけの宝石…。
もう逃しはしない。
扉は漆黒の闇に覆われた部屋へ彼らを飲み込むと静かにその戸を閉じた。
~fin
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