「……なぁフレッド」
「どうした?」
「なんで此処で微動だしないんだ?」
確かにおかしい。
地図の図がそれほど細かくは書いてないのでわからない。
だけれども点はさっきから全然動いてない。
たま~~に動くだけみたいだ。それもスネイプが。
「もしかして薬の実験とかに……」
「早く行かねば。フレッド!」
足を速め、地下牢に下りるとき、足音を消すために作り上げた悪戯グッツを使い、更に急ぐ……
「う”ぁっか~~!!!!」
突然のハリーの怒鳴り声に顔を見合わせる。
「なんだろう……」
「先生!って……なんですかそれは!やっ、無理だから」
「明日はクィディッチの練習は無かろう?」
「いやそうだけど……。もう腰痛いし……。じゃなくって・……先生今日酔ってます?」
「さぁな」
「さぁなって……。自分のことぐらい管理してくださいよ」
「酒には酔っておらん。目の前にいるお前のその姿に酔っているかも知れんがな」
何だこの会話は!!
つか……先生ってスネイプ?しかもこの声は……。
もう一度地図の名前を確認する。
“セブルス=スネイプ”“ハリー=ポッター”
間違いない……
でも……僕たちのマイハニーが……陰険教師と……
不意に声が大きくなり、慌てて隠し扉に身を寄せる。
「大丈夫だ。誰もいない」
「ん……あ、消灯時間すぎちゃったね……じゃあ先生じゃなくって……セブルス」
「今日も泊まっていくといい。ハリー」
「いくといいじゃなくって泊まるしかないでしょ?」
「「ちょっとまったぁ~~!!!!」」
「そこの陰険、ジメジメ教師!」
「ジメジメ?逆に乾燥しているが……」
「つうかロリコン教師!」
「いや僕男の子だからショタじゃないの?」
「「いちいちつっこみなしで!」」
ったくよう。って!!!
「ハリー!ローブは?」
着てない……着てないよ!?ねぇちょっとハリー!!!
「あ……。バスルームに置きっぱなしだ」
「お前という奴は……。忘れてたのかね?」
「あ~~~っと。そうみたい。だって先生が悪いんだよ?教室に物を取りにいっちゃうから。でも……マントだけだと流石に寒いかも」
この地下牢で……マントだけ?……だけ!?まっまさかそのマントの下は。
「つうか2人だけの世界に入るなぁ~~!!!」
「……邪魔したとしてグリフィンドールから5点減点」
ひっで~~~!!!!鬼!!
「……。ねぇ先生。此処で話しているとまずいんじゃないのかなぁ?」
そういえば……この辺にはスリザリンの寮があったはずだよな・・。
「そうだな。ウィーズリー。ついてきたまえ」
どこに連れて行くきだ?逃げように逃げられないし……。
「フレッド、ジョージ。心配ないよ。ただ単に先生の部屋に行くだけだから」
ね?って……スネイプの私室!?まさしく禁断の部屋じゃないか。
禁断の森よりもやばい所……。
「大丈夫だよ。誰も2人を呪ったりなんか……しないよね先生。マルフォイみたいに」
「…………あぁ。マクゴナガルと校長にきつくいわれているからな。教え子にはそのようなことはもうしない」
その教え子に手だしてる陰険教師に言われたかない。あれ?もしかして……校長知ってる!?
ん……?ハリーから見えないであろう角度に青筋が……。やばい!呪われる!
実験体にされる!!!
「そもそも、罰則でスネイプの私室に入ったことあるか?」
そっとジョージに聞いてみる。
「いや」
あたりまえだろ?フレッド。
「たぶんいろんなホルマリン漬けがあって……」
「脳みそとか?」
「そうそう。んでもって闇魔法がゴロゴロ転がっていて……。拷問用の鎖とかも……」
「やっぱり?」
「……人の部屋を勝手に想像しないでいただきたいものですな」
げっ!聞こえてたのかよ!!
「大丈夫だってば。ほら、此処だよ」
スネイプを先頭に部屋の中に入ると……あれ?意外と普通の部屋……。
黒とかの暗色に統一されている事を除けば。いや。
きっとマグル界のちょっと悪い大人な部屋はこんな感じなんだろうな。
魔法グッツと左にある開け放たれた扉の向こうの薬品が大量にある研究室を除けばの話。
促されるままにソファーに座った。
やべぇ座り心地がいい。
パジャマをきたハリーが入れた紅茶とテーブルを挟んだ向かいに2人がならんで座る……。
おい、ロリコン教師!くっつくな!俺たちのマイハニーにぴったりとくっつくな。
手を腰に回すな!撫でるな!寄せるなぁぁぁぁ!!!!
「どうしたのかね?ウィーズリー。何か我輩達に言いたい事があったようだが」
フレッド見すぎだぞ!ってか睨みすぎ。
お前減点されたいのか?
「僕らのハリーに手を出さないでください」
「ほう。ハリー。こういう事だが……どうするかね?」
あ。マントでハリーを包みやがった!!
「ハリー。さぁ僕たちがその魔の手から救ってあげるよ!!」
「僕らの胸に飛び込んでおいで!!!マイハニーー!」
「……」
ど~~して答えてくれないんだよ、ハリ~~~!!!顔を真っ赤にして。
「どうしたのかね?ハリー」
「……ひゃっ!」
!?!?!?まさか……あのマントの下で……。
「ノーコメントかね?ハリー。我が輩とは此処でお終いにするか?」
「!!!やだっ!僕が先生に告白したんだ!ん……ぁん……。セブルス・……2人がいるところでそこ触っちゃ……やん!!!」
ちょっと待てよロリコン教師!!!
「だそうだ」
そんな真顔で……。
「まだ何か?」
「その手を動かすのやめろよ!!!ハリー。本当のところどうなんだい???」
「この陰険教師に強制させられたんだろう?」
「強制などしておらん。証拠でも示さないとダメかね?」
証拠!?どう示すって言うんだよ……。
ってハリーが……ハリーが押し倒されて!?
パジャマが脱がされて!???
「わっわかりました!!!わかりましたから!!!それじゃあ僕たちは失礼します!!」
いきなり十八禁に発展しやがって!!!
閉めた扉の向こうから声が漏れているし……。
全力疾走で隠し通路に飛び込んだ。
「まさか……毎晩あんな事を!?」
「それをハーマイオニーは知っているから夜のレポートは彼女が回収……」
「んでロンは知らない」
「そして先生方でマクゴナガルとダンブルドアは知っていて・・しかも公認」
「あのダンブルドアのことじゃないか。付き合い初めから楽しんでみていると思うぜ」
「ところで……途中にマルフォイに呪いとか……」
「まさかあいつにばれて……。んでスネイプが呪いを……」
「下手に手を出す事ができないな……」
「「あぁ~~愛しのマイハニーーーーー!!!!」」
※ちなみに本当に酔っぱらっていたスネイプだったりする。
~fin
■ あとがき
前回に引き続きだんだんとスネイプとハリーの関係が公の場に出始めています。
酔っ払いスネイプは…人がいるときのほうがハリーに積極的です。きっと。
まだまだこのシリーズ(?)は続けていきます。
2019:ほんのり修正