Fast Contact
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初めて会ったとき
僕はとても不思議な感情を抱いた。
それが恋だと分かったのはセドリックが殺され、蘇った彼に頬を撫でられたとき。
父さん母さんの仇だと分かっていても、とめることは出来なかった。
初めて交わした言葉はお互いの名前。
憎しみを込めた声
だけどね
今は違う
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初めて会ったとき
俺は幽霊にも劣る存在であった。
思わず呼んだ名前
奴は気がついていただろうか。愚かな男に取り付いているとき、布越しに見つめていた事を…
愛し奴は知っていただろうか。
蘇った時触れることが出来、どれだけ喜んだことか。
初めて交わした言葉は互いの名。
奴の声には驚きと憎しみが混ざりあっていた。
しかし……
今では違う
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「ハリー」
「なぁに?ヴォルデモート」
「愛している」
「僕もだよ」
互いに呼ぶ声は既に愛しさに満ちている。
似た境遇を持ち、正反対の性質。見えない壁。
いつからか、それこそが私達を繋ぐ物に見える
初めて交わした言葉さえ…愛しく思える不思議な壁多雨g
俺と…僕の最初の出会いは運命的なことではなく
必然だったように想う。
光りと闇のFirst Contact
~fin
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